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市場価格が変動する仮想通貨と異なり,法定通貨に価値が固定された「ステーブルコイン」はWeb3 経済圏での決済に不可欠なものです.
2025年7月18日にトランプ大統領がGENIUS(ジーニアス)法案に署名し、ステーブルコイン規制の連邦法が成立しました.この法律はステーブルコインに厳格なコンプライアンスを強制することで,ステーブルコインを日常的な決済手段の一つにするものです.
GENIUS法は,ドルの国際的支配力を強化することを目的としています.GENIUS法準拠ステーブルコインは米ドルまたは米国債を裏付けとすることを義務付けることで米国債の買い手を増やすことも狙っています.また CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)に対するアンチテーゼという側面も興味深いところです.
GENIUS法の成立を受けてBank of America,Citigroup,JPMorgan Chase,Goldman Sachsなどの米国の大手金融機関がステーブルコイン参入を表明しています.またアマゾンやウォルマートなどの小売業も参入を表明しています.
我々は今,Web3 が本格的に社会に浸透する時代の転換点に立っているのかもしれません.
この勉強会の主な対象者は,エンジニアと金融機関の方です.
この勉強会では,まず法規制の側面からGENIUS法を概観し,歴史的視点からその意味の理解を深めます,さらに金融サービスの視点から具体的な内容の理解を深め,技術面での課題とその解決方法や実装について学びます.
2025年9月12日(金曜) 18:30 ~ 21:00
無料
福岡ブロックチェーンエコノミー勉強会
1.GENIUS法の概要(高橋郁夫弁護士:駒澤綜合法律事務所所長)
2.歴史的視点からGENIUS法の理解(岡田仁志先生:国立情報学研究所准教授)
3.金融サービスの視点からステーブルコインを考える(金子雄介氏:日本総合研究所 シニアエキスパート)
4.セカンドレイヤでスケールさせているステーブルコインをGENIUS法対応にする方法(山崎重一郎:近畿大学名誉教授)
(休憩)
5.ディスカッション